皆様、こんにちは。　歯科医院をサポートする八木屋です！
先日「歯科医療経済」を読んでおりましたら気になる記事が…。
その気になる記事とは「ディスポ製品は安全なのか？」のタイトル記事でした。
かつて、歯科医療の現場では「素手」で治療を行っていた時期があったそうです。
私個人は素手で治療をされた記憶は有りませんが、当時は素手がスタンダードだったのでしょう。
今では…、素手で治療を行っている歯科医院は無いと思われ（あるかな？）、ドクターはもちろんスタッフさんもグローブをはめて治療や準備等の作業を行っています。
感染対策を始めとする医療安全のためにも、“グローブ”や“うがい用のコップ”などディスポ製品使用範囲の広がりは患者様にも安心を与え良い取組みだと思います。
しかし、記事によると「ある通販会社が輸入元が古くて廃棄処分したはずの大量のマスクを購入、大特価と銘打って販売し顰蹙をかった」そうです。
本来、医療安全のために行うディスポが、こういった一部の不心得者のために不安の源泉になり、医療界の不振に一役買っては本末転倒です。きっと大量に廃棄されるはずの商品を安価で仕入れ、一儲け企んだのでしょうが…。勿論、ビジネスにコストは付きものです。しかし、こういった背信行為は医療不振の原因ともなりかねず困ります。
価格破壊が進むディスポ製品の製造現場や箱詰め等出荷過程を歯科医院側が知る事は難しく、せめてもの自衛手段は“信頼出来るメーカーの商品”を購入するくらいかも知れません。
でも…、経営環境が厳しさを増す現在、安価な製品を求めている歯科医院が多く存在するのも一方では事実。たかがディスポ、されどディスポ、このような背信行為を切っ掛けに歯科界がグレシャムの法則に陥らないで欲しいと願います。